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山梨 麻屋葡萄酒(株)

 

2008.11.17  2008新酒について


今年も残すところ一ヵ月少々となりました。いよいよ、本格的な冬の訪れを待つ時期です。ワイナリーでは本年度の仕込みも一段落し、貯蔵に回すワイン、瓶詰めするワイン、樽熟成させるワインなどの分析等が主な仕事になってきます。

また、今年の新酒のワインの出荷も最盛期となり、慌ただしくなっております。その新酒ワインに関するイベントも各地で行われ、多くの消費者に日本のヌーボーワインとしてPRしていくことも大切なことです。昨今、輸入食材に対する問題が多く発生し、改めて国産品に対する消費者の目も厳しく、注目されてきているのではないでしょうか。

さて、当ワイナリーの新酒のラインナップが全て勢ぞろいしております。巨峰、デラウェアから始まり11月3日より甲州、マスカットベリーAが販売されています。やや甘口のタイプがメインとなっておりますが葡萄品種の個性を前面に出したフレッシュアンドフルーティーな味わいとなっており、溌剌とした酸味も心地良い出来栄えです。

今年度より山梨県ワイン酒造組合では甲州とマスカットベリーAで製造された新酒ワインの解禁日を11月3日と定めて、国産ヌーボーワインの社会的認知度を向上させていこうとする動きがあります。先日(11月3日、4日)開催された東京・日比谷公園での山梨ヌーボー祭りも多くの来場者で溢れ、大盛況のうちに終わりました。明日から(15日、16日)は会場を山梨・甲府の小瀬スポーツ公園に移し行われます。ボジョレーヌーボーも良いですが山梨県産ヌーボーワインをワイナリーごと飲み比べてみるのもお勧めですよ。

新酒の瓶詰め作業

 

麻屋葡萄酒の新酒たち



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2008.10.6  第二回目『今年の仕込み』!!


麻屋葡萄酒の雨宮です。今年も早いものでもう10月です。ワイナリーがある山梨・勝沼は朝・夕はめっきり涼しくなり、秋の装いを深めています。ワインの仕込みもいよいよ佳境に入っております。ただいま、仕込中の葡萄は甲州種がメインとなっております。

ちなみに本日(10月4日)は勝沼の秋の収穫祭であるぶどう祭りの日です。晴天にも恵まれ、多くのお客様に新酒を味わっていただけます様に。。。

さて、山梨蔵元紀行も三回目を迎えます。今回は仕込みの様子をお伝えしたいと思います。当ワイナリーでの今年の仕込みは8月下旬よりスタートしました。品種は巨峰、デラウエア、アジロンという順に収穫・仕込みが始まり、現時点では甲州種です。

当社では例年、デラウェアからスタートするのですが今年は巨峰が最初の仕込みとなりました。新酒としてワインにするには糖度だけでなく、フレッシュな酸も重要視する為、各品種、綿密なサンプリングで収穫時期を決定しました。

仕込みに突入すると蔵の中の作業は一層、慌ただしくなります。9月上旬になるとシャルドネやメルロといった品種も収穫・仕込みに入り、品種ごとのタンクで発酵させて行きます。

蔵内の作業は醗酵温度の管理や赤ワインでは櫂入れと言って皮と一緒に仕込んでいるタンク内のもろみを撹拌します。他にもアルコール分析や醗酵終了ワインのオリ引きや冷却作業などなどです。本当にこの時期は時が経つのが速く感じる時期であると共に季節を身をもって体感できる時でもあります。残り仕込み期間も少なくなってきますが今年も良いワインを造るべく、スタッフ一同がんばります。



 



*葡萄を除梗破砕機に投入する人

 

 

*タンクに投入された葡萄(アジロン) 葡萄(シャルドネ・メルロ)を収穫する人↓


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2008.7.7  第二回目『やまなし葡萄酒蔵元紀行』!!


麻屋葡萄酒の雨宮です。昨今は国産ワインが多くのメディア等で取り上げられ、注目されております。当社も国産ワインを応援して下さる皆様の期待を裏切らない様に日々精進していきますので温かくも厳しい舌で見守って欲しいと思います。

さて、山梨蔵元紀行も二回目となりました。いよいよ7月に入り、葡萄畑も緑が生い茂り、葡萄の果実も形作られて来ております。この時期、葡萄の枝は急激に伸びて行きます。これからの畑作業は伸びすぎた新梢の摘芯やら、葡萄房周りの除葉、摘房など行っていきます。非常に慌ただしくなりますが重要な時期となります。また、梅雨の最中と言う事もあり、葡萄の病気も発生しやすい時期です。葡萄の葉や果粒の状態にも気を配り、病果が発見されたら速やかに除去していかなければなりません。葡萄畑のお医者さんと言った様子でしょうか。気を引き締めて頑張ります。

垣根仕立て シャルドネ種

畑作業と並行して蔵内の作業もやや慌ただしくなってきます。当ワイナリーは8月上旬より仕込み作業が始まります。その仕込みの準備を始める時期でもあります。醸造機械の洗浄、メンテナンス、試運転と作業をしてゆきます。。。

また、少し前の6月は、昨年度の2007ビンテージであるシュールリー、麻屋ルージュなどの樽出しや澱引き、瓶詰めなどと続きました。2006ビンテージに続き、良い出来になってますよ。

棚仕立て 昨春植栽したブラッククイーン種

私事ですが去る6月21、22と島根県に行ってきました。研修時代の恩師のすすめでワインセンター研修時代の研究を日本食品保蔵学会にて発表してきました。たまには学会と言うある種、独特な雰囲気の中で話す事も貴重な経験となりました。その足で島根県・奥出雲ワイナリーへと行きました。島根でもワイン造り、頑張ってました。


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2008.5.1 
 「第一回目『やまなし葡萄酒蔵元紀行』キックオフ!」麻屋登場!!

 

どうも!僕です。麻屋葡萄酒の何でも屋の雨宮一樹です。31歳です。醸造責任者を務めてますが最近は農民と化してます。日本の農業はおもしろい!!麻屋も看板塗ってます。ついに始まりました…「ふるさと蔵元紀行」!僕達の葡萄酒蔵のこと、もっと知ってもらえるように、また観光名所だけではない、地元ならではの情報もお届けしていきたいと思っております。お手柔らかによろしくお願いします!

 

大正10年の創業以来、『小さなワイナリーだから出来る事』を信念とし、ひたむきにこつこつと葡萄酒造りに励んできております。中央高速勝沼ICから5分の等々力地区に当社はあります。勝沼でも半径300m以内に葡萄畑に囲まれた三軒のワイナリーが密集する、この地域は等々力ワインバレーと言ったところでしょうか。近くには様々な近代化遺産が多く存在し、葡萄畑を通じ、四季の移ろいを身を持って体感出来ます。畑の土の香り、花草の色々、葉の鮮やかな緑、葡萄の花の香り・・・・などなど。(写真を参照)

当社の試飲室(テイスティングルーム・ショップ)は一見、表通りからは見えません。それはなぜでしょうか?なぜなら、それは創業当時使用していたコンクリート製タンクの二階を改築して出来た場所だからです。その分、葡萄畑を見渡す事が出来ながら、当社の瓶詰施設、地下セラー、創業当時の醸造器具、葡萄の収穫箱(竹製から木製)等が一つの場所で見る事が出来、葡萄酒文化を知る上で貴重な場所です。当社の現会長が自ら作成した木の内装なども要チェックです。今どきレコードプレーヤーでアナログの音楽も好評です。最近は近隣の中高生もワイナリー体験の一環として研修に来ます。講師はもちろん僕です。。。。

当社のこだわりは『その土地に生きとし生ける人』です。日本でワイナリーが畑を持って、良い葡萄を造り、良いワインを造る事は大切です。しかし、ここはヨーロッパではありません。日本の国土的に観ても広い土地は少ないです。もっと大切な事があります。それは日本・山梨・勝沼で良いワインを造るのには農家さんとのチームワークが不可欠です。当社は半世紀以上にわたる農家さんたちとの直取引で良質な原料を確保しております。2005ビンテージより農家さん名をラベル表記しております。それが産地のチームとしての生き方です。日本の農業技術は世界トップレベルと確信しております。発酵技術も世界トップレベルと確信しております。。。



あと、最近社内で九州(大分・福岡)のワインをテイスティングする機会を設けました。製造スタッフをはじめ私達のレベル知るためです。味は負けてませんでした。が参考にする事は多くあります。当社の信念を曲げる事はしませんが現在の作り手として常に柔軟な脳みそを持つことは重要と考えます。若いスタッフにもそうしてもらいたいと思います。

あと、最近私は畑作業をしながら、ふと思いました。ブドウ棚の下にお花畑を作ろうかなと。。。私達は自社管理畑において雑草の草生栽培に取り組んでいます。雑草は畑の色々な事を教えてくれるのです。畑名はそこに生えてきた花の名前をつけようかなと。。。写真参照。


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清酒
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・秋田 秋田銘醸(株)
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・秋田 齋彌酒造店
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・東京 (有)中島酒造場
・東京 小山酒造(株)
・東京 小澤酒造(株)
・東京 石川酒造(株)
・東京 豊島屋酒造(株)
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・新潟 菊水酒造(株)
・新潟 大洋酒造(株)
・新潟 妙高酒造(株)
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・長野 七笑酒造(株)
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・富山  皇国晴酒造(株)
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・徳島 三芳菊酒造(株)
・愛媛 栄光酒造(株)
・愛媛 (株)八木酒造部
・高知 酔鯨酒造(株)
・熊本 瑞鷹(株)
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・沖縄 (株)多良川
・沖縄 (株)比嘉酒造
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ワイン
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