2008.5.26 ありがとうございます
当社の創業は明治四年。 自家年貢米をもって酒造りを始めたことを基としています。酒銘 <雲乃井> は古謡に由来し、天と地の態を現し、自然の恵みに感謝の心を込めて名付けられました。
当社のある福井市は日本の中心部日本海に面し、福井平野は稲作の中心地です。 会社は福井市中心部より西北西約10Kmの日本海に近い小高い丘陵地にあります。近くに九頭竜川が流れており川西地区と呼ばれている所です。
かつては鶉村(うずらむら)と呼ばれ、 隣の棗村(なつめむら)は今は幻となった棗杜氏のふるさとでもあります。
近郊には東尋坊(三国)、大安禅寺(越前松平家の菩提寺)、丸岡城(日本最古の天守閣)、あわら温泉等があり、戦国大名朝倉家の出城跡なども当社の至近距離に残されています。(丸岡城には<雲乃井>と称する深井戸があり龍神が住み、敵の来襲に対して霞(かすみ)をかけて城を守ったと伝えられています。)
当社は海岸に近いため 地元三国港でとれる越前ガニ、甘えび等海の幸が豊富です。また三里浜でとれるらっきょうは 三年掘り花らっきょうとして生産量日本一です。
酒造りは原材料の吟味から始まります。当社は 市内清水町産五百万石と 地元川西地区で育てた山田錦を中心に酒造りを行っています。(越前海岸には、日本海側ではまれに見る美しい海岸段丘が続いています。山田錦もその段丘の田圃で栽培しています。)
精米には特に力を注ぎ創業以来 自家精米を行い、品質の向上に努めています。 近年 降雪量は少なくなってきたものの、冬期間、安定した寒さが続き酒造りには適した環境です。
当社は2001年度より製造するお酒のすべてが純米酒となりました。より自然な酒造りと安心、安全、本物志向で日本酒のもつ楽しさを追求しています。地元の米、水、人で造る お米のきれいな旨みを有した地米酒を造り続けていきたいと思っています。
感謝
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