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栃木 (株)井上清吉商店

 

2009.3.5  大吟醸が完成!


皆さん、こんにちは!栃木の地酒「澤姫」の杜氏・井上ひろしです。早いもんで今年度最後の更新の時期になっちゃいましたね。3月1日、2日と連続で、ついに大吟醸を搾ったんですよ。大吟醸!

相変わらず寒くなったり暖かくなったりで不安定な冬ですが、この日は恵まれた気候でしたね。幸運にも雪がチラつく寒い日でした。



大吟醸は全国新酒鑑評会等、コンテストへの出品酒にもなります。いわばその年の酒造りの集大成とも言えるお酒なのでチカラが入りますね。汲み上げたもろみを、蔵人みんなの共同作業で小さな袋に詰めていきます。そして小さな搾りタンクに吊るしていきます。



これが最高級のお酒の搾り方「吊るし搾り」。無加圧で自然に垂れてくる薫り高いしずくを、斗ビンという容器にじっくりじっくり集めます。作業中、華やかな香りが吟醸蔵に広がっていました。こうして今年も大吟醸が無事に誕生しました。感動の瞬間です。



そして緊張のきき酒タイム。産まれたばかりの大吟醸の味を試します。やっとほぐれた緊張感と達成感から、蔵人はみんな笑顔。香り高くキレの良い澤姫最大の個性は今年も健在でした。



もちろん、大吟醸以外の新酒も続々と産声をあげていますよ。今年はお米が溶け気味のせいか、例年よりふくらみのある味わいとなり、特に純米酒系が良い出来となっています。きもと純米も最高!ほどよく熟成を経て出荷となりますので、どうぞ期待していて下さいね。

冒頭にも書きましたが、今回が今年度の最後の更新。しばしのお別れです。四季折々の澤姫の酒蔵の様子にお付き合い頂き、ありがとうございました。

いつか皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

ブログでも酒造りの様子を紹介しています。良かったら見て下さいね。

「蔵人ひろしの真・地酒宣言ブログ」http://sawahime.seesaa.net/

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2009.1.16 今年の栃木米に注目!


皆様、明けましておめでとうございます。「澤姫」杜氏の井上裕史です。ちょっと更新が遅れてしまって申し訳ありません。というのも、現在酒蔵では寒仕込みのピークを迎えていて、杜氏の僕としては、カラダが2つ欲しいぐらいの状況で、かわいい麹くんや日本酒のもろみちゃんのお世話をしているからなんです。

ホント、「酒造りは子育てに似ている」ってのは的を得たコトバですね。親のように優しく慈しみ、そして時にはあえて厳しい環境に突き放したりしながら、人様に喜んで頂けるような立派な日本酒になってくれるように大切に育んでいます。

杜氏の仕事は日夜を問わず、しかも休日どころか、お正月休みもありません。いや〜、体力勝負ですねえ。蔵寒いし。好きじゃないと務まらんオシゴトだと思います。

さてさて、皆様にとっての2008年はどんな年だったでしょうか?

澤姫はおかげさまで全国新酒鑑評会・金賞受賞を始め、ロンドンで行われたインターナショナル・ワイン・チャレンジにてシルバーメダルを獲得し、関東信越国税局酒類鑑評会にて栃木県総代優秀賞という恐れ多き賞を頂き、そして栃木県清酒鑑評会では、全5部門中2部門で第1位知事賞を獲得するなど、多数の賞を受賞することができた輝かしい年でありました。



僕個人としてもムスメが産まれたこともあり、忘れられない年になりそうですね。2009年もさらなる飛躍をしていければ…と思います。頑張ります。ハイ。

今日も僕は、徹夜で純米吟醸酒の麹造りをしています。あと数日もすれば、いよいよ大吟醸の本仕込みも始まろうとしています。前回もお伝えしたとおり、澤姫は「真・地酒宣言」という酒造コンセプトのもと、全製品の原料に地元・栃木県産米を100%使用していますが、今年の栃木米は近年まれに見る大当たり年なんじゃないかな?…と感じています。

毎日ストップウォッチを片手に、冷水に浸す米の吸水歩合や具合を見ていますが、実に素直で使いやすいですね。どうぞ新酒の出来栄えに期待していて下さい!



あ、大切なコト書くの忘れてました。

辛口の「しぼりたて」&甘口の「あらにごり」。2種類の新酒生酒も好評発売中ですよ。季節感あふれる限定発売製品です。まさに冬の味覚。ぜひ機会があったらお試し下さい。



それでは、今年も下野地酒「澤姫」をどうぞ宜しくお願いします!

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2008.8.25 栃木から秋の訪れをお届け!


皆さんこんにちは!栃木の地酒「澤姫」の杜氏、井上裕史です。盛り上がる北京オリンピック同様、栃木でも暑い日々が続いていましたが、ここ数日で急に涼しくなり始め、秋の訪れをいよいよかと感じています。

昨日、地元契約農家さんの作る酒造好適米の田んぼを見てきました。以前にもお伝えした通り、澤姫では「真・地酒宣言」をコンセプトに、普通酒から大吟醸まで、全製品の原料に栃木県産米を100%使用しています。

sawahime01

そんなワケでヒジョーにこの時期気になるんですよね。酒米の出来具合が。「五百万石」「ひとごこち」そして栃木のオリジナル品種「とちぎ酒14」。この3種類が澤姫で使用している酒造好適米品種です。それぞれの田んぼを回ってきましたが、農家さんによると今年の出来は「まあまあ」だそうです。

…まあ、なかなか「良い出来」って言わない方なんで、こういう言い回しをされている年はいつも良い出来なんですよね(笑)ちょっと安心しました。

見て下さい、この写真!五百万石です。丸々と粒が大きく揃ってるでしょ?精米によって磨き込む酒造好適米では、粒の大きさはとても重要なんです。隣の田んぼのコシヒカリと比べると圧巻の大きさでした。至って順調順調。

sawahime02

今年は天気が良かったので、全体的に生育は例年より少々早いそうです。五百万石は早生品種なので、近くの田んぼよりいち早く色が付き始めています9月のアタマには一面の黄金色になり、順調に刈り取りができそうですね。

台風さ〜ん、稲刈りが全部終わるまでおとなしくしていてくださいね〜!

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2008.5.26


井上杜氏

こんにちは。栃木の地酒「澤姫(さわひめ)」醸造元、(株)井上清吉商店の杜氏役を務める井上裕史と申します。

杜氏って言うと年配の職人さんのイメージがあるかもしれませんが、自分、実はまだまだ33歳の若輩者であります。それでも師匠である前杜氏が急病引退したのが、僕が25歳の時だから、考えてみりゃ早くも9年のシーズンを杜氏として過ごしてきたワケなんですね。時が経つのは早いもんです。

さてさて、僕の自己紹介はこの辺で…。
今日は初回という事で、ウチの蔵の紹介をさせて頂きます。

澤姫

創業は明治元年(1868年)。奥州街道の宇都宮を出て最初の宿場町・白澤宿に蔵は位置しています。宿場の名にちなみ、「澤」という字の持つ清冽で爽やかなイメージと、「姫」という字の持つ優しく優雅なイメージ、この2つが共存した末永く愛されるような美酒を醸そうと、銘柄を「澤姫」と命名したと伝えられております。ここは水車が廻る、とっても水と空気がキレイな場所ですよ。

まあ…ただのイナカとも言いますが(笑)

蔵のこだわりとしては、「真・地酒宣言」というコンセプトを掲げています。胸を張って本物の栃木の地酒だと言える様に、澤姫では普通酒から大吟醸の鑑評会出品酒まで、全製品の原料に地元・栃木県産米を100%使用しています。地酒造りを通して、愛する故郷・栃木県の魅力を全国の地酒ファンの皆様に伝えていきたいとの一心で頑張っています。

というより…どうせ日本一の酒を目指すなら、地元の原料で目指したいですからね!それが僕達、澤姫蔵人のプライドです。

ああっ、もっと書きたいトコロだけど文字制限がっ!それでは皆様、次回の更新をお楽しみに!!


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