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秋田 小玉醸造(株)


 

2009.3.2 一年間の感謝をこめて、お客様を新酒でおもてなし

第31回 清酒太平山・ヤマキウ味噌醤油 酒蔵開放

北国秋田では小正月の行事も終わり、待ち遠しい春がいよいよそこまでという期待がパンパンにふくらんで花粉情報のニュースをみても遠いお国のことのようです。秋田は秋田杉の産地(当然)ですが杉花粉はまだ飛んでいません。(筆者は花粉症)

さて普段の生活のなかで無料でお酒をあびるほど飲めるという機会はそうあるものではありません。しかも酒蔵のなかで新米新酒を飲めるなんて、、、、。

秋田県では酒造組合が組合員の各蔵の酒蔵開放を積極的に奨励しており、年明けから県内のあちこちでお蔵の開放が行われております。

幣社は毎年2月の第3土曜日に開催しており、今年は21日(土)に開催されました。地元の皆さんは開催時刻の2時間前から集まってきます。冬、お年寄りは農作業もなく、娯楽がすくないので酒蔵開放は貴重なイベントなのです。



当日の朝は吹雪いており、当日の朝の通勤時は(車通勤)前が見えず、多くの来場者は期待出来ない状況でした。

しかし この盛況です。







酒蔵でありながら味噌蔵醤油蔵でもある当社はこんなこともやるんです。(秘密兵器味噌詰め放題、タイトル限界に挑戦)来場者約2,900名、来年はみなさんもどうぞ。

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2009.1.5
盆と正月・クリスマスと誕生日・めでたい日は「天巧」でカンパイ



おばんでございます。クリスマスイヴの夜、注文をさばききれないで残業している同僚の横でこの原稿を書いております。あっ、さばききれないというのは注文が多いことを意味しておりません。残念ながら。

幣社は清酒・味噌・醤油を醸造販売しておりますので酒販店以外にもお得意先があります。11月には酒屋さんのフランスワインの新酒(あえて日本語)のお付き合いに泣かされた私達ですがこの時期は食品でお世話になっているお得意先様からクリスマスケーキや、ターキーならぬフライドチキン・年越し蕎麦のお付き合いに泣かされるのです。(泣くのは財布の中身)もったいない、もったいないの精神を叩き込まれたおじさん達は血糖値・糖尿なんのその、一年分のケーキを今日、明日で食べてしまうのです。よって日頃の不摂生とアルコールとの絶妙なコラボレーションでメタボリックお腹の完成となるわけです。ぽっこりお腹からあんこ型へと順調に進化していきます。(現在も進行中)

さて清酒太平山の仕込みは快調に進んでおりますヨ。北国秋田の寒さは秋田流長期低温発酵仕込みを生み、軟水で仕込む為、灘の男酒に対して秋田の女酒と呼ばれる肌理の細かい秋田美人のようなお酒になるといわれております。(?)試したい方はお飲みになってください。

蔵人達はこの寒さの中,秋田美人のようなお酒を造るため24時間体制のシフトをしき,お酒造りに邁進しております。おいしいお酒を造ってもらったかぎりは力の限り販売しなければなりません。

そんな中,営業の筆者は男鹿地域に伝わる奇祭の「なまはげ」氏と「小野小町」嬢と3ショットを撮ってもらって喜んでおりました。(はずかしくて顔向けできません)



今年もあとわずかです。大晦日はお得意先のお孫さんが紅白に出場するので純米大吟醸「天巧」をいただきながら紅組を応援したいとおもっております。(お孫さんは女の子)

来年は今年を反省し反芻しながら前進してまいりたいと思うし第です。ウッシシシ。


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2008.8.25 今年は北京の夏も秋田の夏も熱いです!


暑いですね。夏ですからって秋田にくらべたら都会の方々に申し訳が立ちません。ここ秋田は北国などと言われている地域なのです。すごい響きですね「北国」。

我が社の事務所にはクーラーと言うのでしょうかエアコンと言うのでしょうかはありません。団扇はあります。あまり役には立ちませんけども。あまりの暑さと湿気で数日、機能停止になることがあります。

夏といえば夏祭り。短い北国にも夏祭りはたくさんあります。東北の三大祭りといえば青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつり、そして秋田市の竿燈祭りです。今年も8月3,4,5,6日の4日間開催されました。竿燈全体を稲穂に見立て、我ら農耕民族のこころのふるさと、原点ともいえる稲穂の竿を、手、額、肩、腰などにのせ妙技を競う五穀豊穣や除災を願うなんとも米どころ秋田ならではのお祭りといえます。今年は全部で255本の竿燈があがりました。お祭りには全国各地から東北夏祭りツアーパックの旅人達をはじめ大勢押し寄せます。我々は秋田に竿燈祭りを見物に来た全国の皆様方にお酒を販売するためあちらこちらに出張販売に出掛けます。竿燈期間中は「太平山」のいいPRの期間なのです。秋田土産のダントツ1位は稲庭饂飩ですがなんと秋田土産では清酒も意外と夏でも売れるのですよ。本当です。

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秋田に観光に出かけていって清酒を買ってこないと友人、知人、親戚、職場の上役、同僚、恋人から総スカンをくらうことになりますヨ、と脅かして販売することもあります。暑さで脳が融けかかっていての所業といえるでしょう。

あと夏の秋田で見逃せない大きなイベントといえば大曲の全国花火競技大会があります。今週締め切りの為この原稿を書いているのが22日。なんと今年の花火競技大会は明日23日(土)なのです。

大曲の花火競技大会は日本一、いや世界一と言われるほど内容が充実していると言われています。ウソつけと思われる方は一度ご覧なってください。

人口数万人の地域に70万人以上のお客様が大曲にやってくるのです。ちなみに筆者は残念ながらまだ行った事がありません。余談ですがコンタツ様に大曲市出身の課長様が在籍しておられますが国家秘密で名を明かすことはできません。ごめんなさい。

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旧盆明けから秋田は朝晩急に涼しくなり,今朝の出勤時は気温18.4度という快適さ。写真のように酒米も元気に成長しております。圃場の向こうに霞んで当社の蔵が見えます。あと一月ほどで刈り入れの季節になります。8.9月は冷やおろしの低温瓶囲い「津月」,全国新酒鑑評会金賞受賞酒が発売されます。いく夏を惜しみながら豊作に感謝しつつ太平山でほろ酔いといきましょう。
ではまた次回。

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  2008.5.26 第1回 おかげさまで129歳。



こんにちは、はじめまして、コンタツ株式会社を担当しております阿部と申します。これから『ふるさと蔵元紀行』を担当いたします。みちのく秋田の季節の話題を交えながら蔵元の近況をお伝えします。宜しくお願い致します。

酒は天下の太平山

今冬全国的に一躍名を轟かせた奇祭『なまはげ』で有名な日本海に突き出た男鹿半島の南東側の付け根、秋田市と能代市の真ん中付近、かつて日本第2位の大きさの湖だった八郎潟(現在の大潟村)の南東部側に小玉醸造株式会社はあります。南東部には銘柄となった酒神少彦名尊を祀る三吉神社が鎮座する山岳信仰の霊峰太平山(1,171m)の山容が見られます。

弊社は明治12年(1879年)秋田県南秋田郡飯田川村で醤油の醸造から始まり、10年後には味噌造りも始めました。ブランド名は「ヤマキウ」。創業者小玉久米之助の久の字が由来となっております。「ヤマキウ秋田味噌」は県内一の生産量を誇っております。コンタツ様で扱っておりますのでお試しください。

酒造業には大正2年(1913年)に進出しました。いまから95年前です。翌大正3年『太平山』で銘柄登録しました。弊社南東に霊峰太平山(1,171m)という山があります。山岳信仰の山で地元のみならず広く信仰を集めております。お酒のキャッチフレーズは「酒は天下の太平山」というなんともスケールの大きさを感じさせるものです。

昭和8年(1933年)全国初の冷用酒「玲琅太平山」を発売、翌昭和9年全国酒類品評会で5169点中全国第1位を獲得し秋田の代表銘柄として売り上げを伸ばしました。最近では昨年日本酒の国際コンテスト「インターナショナル・サケ・チャレンジ2007」の純米大吟醸の部で『天巧』が金賞を受賞、モンドセレクションでは9年連続の金賞を受賞しております。

と栄光の歴史を書きましたが、残念ながらこの30年は清酒減少の歴史でもあります。国酒であるお酒がこれほど減少している国は他にあるのでしょうか。ここまで書いてとても悲しくなります。米の秋田は酒の国。良い米、良い水、良い風土。弊社はここ秋田にて、ただただひたすらに酒造りに没頭し酒オタクとなってお客様の信頼に応えていけるよう毎度夕陽を拝みながら精進してまいります。第1回目なので真面目に書きました。次回から少しづつ柔らくしたいと思います。

田植え 集合写真

田植え風景と集合写真です。当蔵5代目蔵元が写っています。わかりますでしょうか?

次回から5代目蔵元の実像も明らかになってゆくことでしょう。お楽しみに。


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清酒
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・秋田 秋田銘醸(株)
・秋田 小玉醸造(株)
・秋田 齋彌酒造店
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・宮城 宮城ふるさと酒造(株)
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・東京 小澤酒造(株)
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・新潟 菊水酒造(株)
・新潟 大洋酒造(株)
・新潟 妙高酒造(株)
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・富山  皇国晴酒造(株)
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・沖縄 (株)多良川
・沖縄 (株)比嘉酒造
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ワイン
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