2008.10.27 新里酒造『ふるさと蔵元紀行』
こんにちは。新里酒造の新里です。あっという間に、「ふるさと蔵元紀行」も最終回となりました。短い間でしたが、私の拙い文章にお付き合い頂きましてありがとうございました。最終回は、「造りのこだわり」についてお話したいと思います。
新里酒造のこだわりは、徹底した品質・衛生管理にあります。酒造りのイメージというと、難しい顔をした職人が仕込みタンクを櫂棒で混ぜているといった豪快な姿を思い浮かべる方も多いと思います。

しかし、酒造りは「生きている微生物」がとても重要な役割を担うので、取扱いや温度管理をきめ細やかに行わなければ、求める味わいやバラツキのない安定した酒質をつくることができないという繊細な一面ももっています。
新里酒造では、「お酒のもと」となる麹やもろみの温度経過をコンピューターで24時間監視しています。杜氏の目、コンピューターの目、2重の検査による厳しい温度管理を行うことで「お酒のもと」をしっかりと美味しいお酒へ育てあげます。
また、美味しいお酒の天敵である「雑菌(酒造りに不必要な菌類)」が繁殖しないようにフロアのドライ化も進めています。工場内を清潔に保つ事も、美味しいお酒造りにはかかせない必要な条件です。これからも、たくさんのお客様に「美味しい!!」と言って頂けるような酒質を目指し日々努力していきますので、今後とも新里酒造をよろしくお願い致します。

(写真は、コンピュータによる温度管理を行っている仕込みタンク。冷水で温度を下げるため、タンクの表面に結露が起こります。)
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