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福島 花春酒造(株)

 

2009.3.1 杜氏からのコメント&会津のお酒  


【杜氏からのコメント】
今年の会津の冬は驚くほど雪が少なく、当然寒い日はありますが、真冬とは思えぬほど暖かい日もあります。こんな冬は初めてで、もろみも驚いているのか、お酒を造る上では管理が難しい冬となっております。

しかし、農家さんが丹精込めて作ったお米を無駄にするわけにはいきません。酒造りにおいて原料処理は大変重要ですが、わが蔵では大切なお米をゆっくり丁寧に精米することから始まり、そして蔵人の気持ちを一つにした「和醸良酒」で、今年も無事おいしいお酒が生まれております。

知識も経験も浅い、まだまだ未熟な私が「女性杜氏」という立場となり二造り目を迎えました。酒造りを学び始めた頃は、造りの季節が来るとワクワクしておりましたが、今では「今年の造りはこういうふうに進める」という設計図を描く気持ちと、「お客様が喜ぶお酒が造れるか」というプレッシャーに潰されそうな、とても複雑な気持ちでおります。この気持ちの変化は、造り手として少しは成長したのかな?と自分自身思っております。

「女性杜氏」としてできること、男勝りに頑張ることではなく、女性らしく頑張ることをモットーに、物言わぬ麹やもろみに語りかけ、お酒を造る微生物の為により良い環境を整えてあげる、そして私と一緒にお酒を造る蔵人と気持ちを一つにし、今年もおいしく楽しく飲んでいただけるお酒を醸していきたいです。

会津の新酒を楽しむ会】



H21.2.13に第10回会津若松ワシントンホテルで250名ほど参加していただき盛大に行われました。会津の蔵元11社の自慢の新酒やこの時期にしか味わうことの出来ない銘酒を一度に楽しめるイベントです。

【しぶき氷雪中貯蔵酒】



寒さ厳しい猪苗代湖天神浜湖畔にて只今「しぶき氷雪中貯蔵酒」が熟成中です。杜氏からのコメントでもありましたが、今年の会津の冬は雪が少なく少し寂しい気分にさせられますが、やはり猪苗代湖近辺は驚くほど寒いので熟成が楽しみです。



このお酒は4月上旬には発売できるかと思います。ビンに多少のキズがついているものがあるかもしれませんが、それは貯蔵時についたものですので、品質には問題ありません。昨年、純米酒が大好評で本年は多少多めに貯蔵いたしました。


花春酒造 遠藤


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2009.1.16  袋吊りとは…?


寒中御見舞い申し上げます。

暮れには雪が少なかったのですが、ここにきてやっと会津の冬らしくなりました。そんな寒い中、純米大吟醸酒の袋吊りを行いました。

袋吊りとは、もろみを酒袋に入れて吊るし、自然にしたたり落ちるしずく酒のみをとる方法です。純米大吟醸酒ならではのきれいな上立香とやさしい呑み香、口中で広がるやわらかい旨みを残す搾り方です。

話は変わりますが、今年のNHK大河ドラマ「天地人」では上杉景勝とともに戦国の世を生きた直江兼継を主人公とし、弊社の所在地神指町(こうざしまち)にあった幻の城「神指城」を築城した武将です。この古事に因み「神指城」という限定品を準備中で、4月に発売予定です。

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2008.8.25 夢の香


花春1

4月に種をまき、5月に田植えをし、梅雨を越え30度を越える暑い夏を過ぎてようやく稲穂に実が入る時期を迎えております。

米どころ会津は四方を山々に囲まれた盆地です。冬は寒く雪も積もります。そして夏は35〜36度まで気温も上がります。こんな四季の変化の大きさがはっきりしているからこそ良い米ができるのです。

花春2

そして清らかな水。そんな水を吸って育てられた米がやがて酒を仕込む原料となり、又新たな水と調和しておいしい酒に生まれ変わろうとしております。

今はまだ緑色の、じっとこらえて風にふかれ実をふくらませながら黄金色になる時を指折り数えて待っています。

花春3

稲刈りは9月下旬から10月上旬。台風等で倒れないよう重たくなる稲穂は収穫され、冬にはおいしい「花春」に生まれ変わる日を楽しみにしております。



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  2008.5.26 ふるさと蔵元紀行


花春酒造

≪酒蔵のご紹介≫
弊社は八代将軍徳川吉宗公時代の享保三年(1718年)会津鶴ヶ城外堀天寧寺口門の東向いに初代井筒屋久右衛門は酒造業を興し、酒銘を「天正宗」としました。良質で豊かな水と良い米を使って醸した酒を近在はじめ隣藩領地にも出荷し、評判を得ておりました。

白虎隊で有名な戊辰の役で戦火に遭い酒蔵は焼失。直ちに蔵を再建した五代目久右衛門は敗戦の地で悲嘆に打ちひしがれる人々に、「心に花のような明るさと春のような和やかさを取り戻したい」と考え、漢詩「花開酒国春」にちなみに酒銘を「花春」と改め、美味しく飲み飽きしない酒を造るべく努め、現在に至っております。

かつては周りを田畑や小川に囲まれた酒蔵が、住宅や店舗に囲まれたため、平成17年8月清流と田畑に囲まれた現在地に本社及び工場を移転し、自然の中での酒造りという原点に立ち返りました。

四方の山々を遠望し、豊かな水の川と農地に囲まれ、歴史・伝説が豊かな神指(こうざし)と呼ばれる地の新蔵で伝統の技に磨きを掛けてお客様の御要望にお応えするよう努力をしております。


≪蔵自慢≫

精米 

〜自家精米〜
ハイテク技術の結晶である直径65cm 大型石臼の縦型自動精米機を使用し、ゆっくり低温で米を磨き上げ、篩いで粒を揃えた精白米で酒造りをしています。

〜温度管理〜
より低温で清酒酵母をゆっくりと活動させ、米や麹の持ち味すべてをじっくりと酒に引き出し、ゆるやかに香味を熟成させることによって「会津のよさは酒の良さ 品質本位」の花春を商品化しております。


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清酒
・北海道  高砂酒造(株)
・秋田 秋田銘醸(株)
・秋田 小玉醸造(株)
・秋田 齋彌酒造店
・山形 (株)渡會本店
・宮城 宮城ふるさと酒造(株)
・福島 花春酒造(株)
・栃木 (株)井上清吉商店
・千葉 (資)寒菊銘醸
・東京 田村酒造場
・東京 中村酒造
・東京 (有)中島酒造場
・東京 小山酒造(株)
・東京 小澤酒造(株)
・東京 石川酒造(株)
・東京 豊島屋酒造(株)
・新潟 白龍酒造(株)
・新潟 菊水酒造(株)
・新潟 大洋酒造(株)
・新潟 妙高酒造(株)
・新潟 (株)越後酒造場
・長野 (株)仙醸
・長野 七笑酒造(株)
・富山 銀盤酒造(株)
・富山  皇国晴酒造(株)
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・岐阜 (株)林本店
・三重 (株)宮崎本店
・京都 (株)山本本家
・京都 (株)北川本家
・兵庫 木村酒造(株)
・徳島 三芳菊酒造(株)
・愛媛 栄光酒造(株)
・愛媛 (株)八木酒造部
・高知 酔鯨酒造(株)
・熊本 瑞鷹(株)
・福岡 目野酒造(株)


焼酎・ラム
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・鹿児島 山元酒造(株)
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・沖縄 (有)比嘉酒造
・沖縄 (株)多良川
・沖縄 (株)比嘉酒造
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ワイン
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