2009.1.5 新しい酒造好適米「しずく媛」
明けましておめでとうございます!山丹正宗醸造元 株ェ木酒造部の八木です。昨年は「変」の漢字に表される激動の年でしたが、今年は明るい話題が多いと良いですね。
弊社では昨年、全国新酒鑑評会にて2年連続で金賞を受賞することができました。毎年気候や米の出来具合でぶれ易い清酒造りですが、「一昨年の完全な再現」を目標に掲げたところ、杜氏が見事にそれを成し遂げてくれました。

「山丹正宗 大吟醸 金賞受賞酒720ml」
また昨年は「貯蔵管理における品質の向上」を目的として、秋に蔵の一部を改装し、タンク貯蔵庫をビン貯蔵庫へ切り替えました。ビン貯蔵はタンク貯蔵と比べ空気に触れにくいので劣化が少なくなります。これまで生酒や一部大吟醸等以外はタンク貯蔵にしておりましたが、今後は特定名称酒全般を順次ビン貯蔵に切り替える予定です。
今年は、愛媛県が新たに開発した「しずく媛」という酒造好適米で仕込んだお酒が発売になります。愛媛県の酒蔵21社による統一ブランドのお酒(名前は「しずく媛」そのままです。)も発売されます。
しずく媛(お米の方)は粒が大きくたんぱく質が少ないなど優れた適性を持ったお米で、これまでの試験醸造でも、味がきれいでやさしいお酒が出来ています。今年はしずく媛をどんどん県外にご案内したいと思っています。

「しずく媛で仕込んだ山丹正宗 吟醸 無ろ過生原酒720ml」1月下旬発売
また、全国新酒鑑評会にて3年連続の金賞受賞という大きな目標に向けて、すでに蔵は緊張感が高まってきています。
それでは、より美味しい日本酒を提供できるよう頑張りますので、今年もよろしくお願いいたします。
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