2009.9.17 ふるさと蔵元紀行
菊水が毎年田植えを行うのは社名と同名の酒米「菊水」。1937年に誕生し、優れた性質を持ちながら、戦中に姿を消したこの幻の酒米を、1997年新潟の専門農家グループが、たった25粒の種籾から復活させることに成功、菊水は同じ名の米で酒を醸せることに意気込みを感じ、毎年田植えを行い、2000年からはこの酒米で『酒米菊水純米大吟醸』を醸造しています。
4月末晴天の下、田植えが行われました。酒米「菊水」の生産者の方々、関係者の皆様、菊水の社員、そしてその家族など、合わせて約100名以上の方々が協力し、無事に田植えを終えることができました。今年は黄金色に実った田んぼに「KIKUSUI」の文字を浮き出たせるため、紅色の赤穂が実る古代米の苗を植えました。
7月中旬、丹精込めて植えた酒米「菊水」の苗がしっかりと根を張り、すくすくと成長しています。青々とした酒米「菊水」の中に、古代米の「KIKUSUI」文字が見えますか?
カカシが着ているのは菊水の蔵人のユニフォーム。蔵の誰それに似てるとか似てないとか・・・。
今年の稲刈の予定は10月11日。黄金色に実った稲を丁寧に手で刈り取り、昔ながらの乾燥方法である「はさ欠掛け」にします。画像は昨年の稲刈の様子です。
収穫の喜びをお酒に込め、丹念に造り上げた「酒米菊水 純米大吟醸」は、米の力があますところなく引き出され、一段とふくよかな味わいに仕上がります。
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