2011.3.18
杜氏のお話し
先日の東日本大地震では広範囲で多くの被害が発生しました。まだ寒さの残る東北、関東で被災されました皆様には改めてお見舞いを申し上げます。
会社経営は、計数管理の精度を高めて積極的に冗費削減をして、収支の均衡を保つように努めます。目指すのは、継続力のある健康体の企業です。
さて、3月も半ばを過ぎ、蔵では仕込みが残すところ1ヶ月余り。冬の仕込みを続けている蔵人、社員にも疲れが溜まってきておりますが、残りの仕込みも全力で取り組んでいきます。当社の仕込みの期間は11月の終わりから4月の半ばまで。前後の期間も入れると約5ヶ月間お酒造りに取り組んでいます。このような長期の期間、ほぼ毎日仕事を続けていく上ではリーダーとなる杜氏の力が重要となります。
当時の杜氏、土居杜氏は酔鯨の酒造りに携わって25年。今年で71歳になりますが、今でも現役です。体力では若い蔵人に負けますが、培った技術と経験ではやっぱり蔵の代表です。杜氏の仕事はお酒造りの技術はもちろん、蔵で働く蔵人、社員を引張っていくことも大事です。いつも穏かな笑顔で皆から愛される杜氏は、本当に心やさしい“おじいちゃん”の雰囲気。
 
お酒造りの無い夏場は広島の実家でじゃが芋を作ったり、お米作りをしたりと一年中働き続けています。杜氏が作るじゃが芋は絶品で、社員一同お土産に頂くのを毎年楽しみにしています。
土居杜氏が永く酔鯨のお酒造りに取り組む中で、現在の主力商品である「吟麗」や「純米」が生まれました。造りの期間は蔵見学にお越し頂くお客様が多くいらっしゃいますが、皆様が本当に美味しいと言って頂くことが杜氏には一番の喜びです。是非、高知にお越しの際には蔵にもお立ち寄り下さい。そして、是非杜氏のお話を聞きながら試飲をしてみて下さい。杜氏、蔵人、社員一同お待ちしております。
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